エストロゲンとは?更年期障害が起きるメカニズム

エストロゲンとは?更年期障害が起きるメカニズム

更年期障害の主な原因のひとつとして、「エストロゲンの減少」が挙げられることがあります。

エストロゲンは、卵巣から放出される女性ホルモンの一種で女性の体のバランスを整えるのに重要な役割を果たしています。その放出量が減少することによって体のバランスが崩れ、様々な症状となって現れるのが更年期障害であると言われています。

更年期障害の原因となるエストロゲンとは何者で、なぜ減少すると更年期障害を引き起こしてしまうのでしょうか。また、エストロゲンの減少を穏やかにする対策はあるのでしょうか。

エストロゲンとは?

エストロゲンとは?まずは、更年期障害の原因に直接関わるエストロゲンの正体について明らかにしていきましょう。

エストロゲンは、8歳ころから卵巣で分泌されるようになる女性ホルモンです。生理周期に応じて増減を繰り返しながら、体のバランスをコントロールする役割を担っています。

エストロゲンは、思春期に女性らしい体作りを促す役割がある他、実は女性の美容と健康維持にも密接に関わっているのです。ここでは、更年期障害との関わりを明らかにするため、エストロゲンが体に及ぼす役割についてみていきましょう。

体と脳の成長を促す

エストロゲンの第一の役割は、思春期に、女性らしい体の成長を促すことです。エストロゲンは、8歳ごろから徐々に分泌がはじまりますが、初潮を迎える頃から、急激にその分泌量を増していきます。

この頃エストロゲンは、乳房や子宮の発達に加え、脳や体の成長を促す役割を担っています。エストロゲンの働きで、思春期に、女性は、女性らしい体や心を手に入れるといっても過言ではありません。

体の健康と美貌を維持する

エストロゲンの第二の役割は、美貌と健康の維持です。思春期の成長過程を終えると、エストロゲンは、体と心の健康を維持する役割を担います。特に、髪や肌のハリ・ツヤを維持したり、骨を丈夫に保ったりする役割があると言われています。

心のバランスを整える

エストロゲンの第三の役割は、心のバランスの維持です。エストロゲンは、自律神経のバランスを整える役割も担っています。自律神経は睡眠や、気持ちの安定に不可欠な神経で、心と体の全体的なバランスをコントロールする役目があります。

生理などで、一時的にエストロゲンの分泌量が増減することで、いらいらなどの気持ちの乱れを感じるのは、ホルモンの乱れがそのまま、自律神経の乱れにつながっているためです。

エストロゲンが減少するとどうなるの?

エストロゲンが減少するとどうなるの?エストロゲンが、女性の体と心のバランスを整える役割を担っているホルモンであることは理解できました。

エストロゲンの分泌は、思春期から青年期にかけてその分泌量を増してゆき、更年期と言われる40歳代前半から減少に転じます。エストロゲンが減少した場合、体と心にどのような影響が現れるのでしょうか。

影響は多岐に渡るため、いくつかのカテゴリに分けて、みていきましょう。

エストロゲン減少が外見に及ぼす影響

エストロゲンは、女性の美貌の維持に影響を及ぼすため、減少は、そのまま、外見的な影響となって現れます。

具体的には、以下のような症状が挙げられます。

  • 肌の乾燥
  • 髪のツヤ感がなくなり、抜け毛が増える
  • 湿疹
  • 発汗
  • 息切れ

エストロゲンの減少は、女性の「老い」に結びついてしまう恐ろしい現象だと言うことができます。

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エストロゲン減少が体調に及ぼす影響

また、エストロゲンの現象は、外見だけでなく、内面的な体調にも悪影響を及ぼします。エストロゲンは体の健康を整える役割も担っているため、減少すると、体の不調が様々な症状となって現れてくるのです。

具体的な症状は、以下のような感じです。

  • 食欲不振
  • ほてり
  • 冷え
  • 頭痛
  • めまい
  • 月経異常や頻尿

更年期障害で様々な体の不調が生じてしまうのも、実は、エストロゲンの減少による影響なのです。

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エストロゲン減少が心に及ぼす影響

さらに影響が現れるのは、体だけではありません。エストロゲンは、自律神経を整える役割も担っているため、減少すると心のバランスにも乱れが生じます。

具体的には、以下の症状が現れます。

  • 気持ちの落ち込み
  • 物忘れの増加
  • 集中力の低下
  • 不眠
  • 不安感(いらいら)

更年期障害が生じると、眠れなくなってしまったり、いらいらとして周りに当たってしまったりするのも、実は、エストロゲンの減少による自律神経の乱れが影響しているのです。

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エストロゲンを増やすことはできる?

エストロゲンを増やすことはできる?エストロゲンの減少が更年期障害における様々な症状に直結していることが理解できました。では、エストロゲンの減少を食い止め、少しでも、更年期障害の症状を軽減する方法はないものでしょうか。

エストロゲンの方法を食い止める様々な方法についても、まとめてみたいと思います。

ドキドキを忘れない

エストロゲンの減少を食い止める最もシンプルな方法は、「ドキドキ」を忘れない、ということです。人間の体は、恋愛や遊びで、楽しく幸せな時を過ごすと、ドーパミンやセロトニンという幸福を感じるホルモンを分泌します。

エストロゲンの分泌量も、このドーパミンやセロトニンの分泌に引っ張られる形で、幸福感を味わうと増加すると言われています。

ずっと恋愛する時のドキドキを忘れない、というのは、なかなか難しいことかもしれませんが、日常生活の中で新しい趣味にチャレンジしたり、少しでも楽しい時間を過ごせるよう努力することで、ホルモンの分泌量を増加させることができるかもしれません。

リラックスする

逆に、日常生活の中でリラックスした時間を多く持つことも、ホルモンバランスを整える上で重要です。ホルモンの分泌は、強いストレスや不規則な生活が続くと減少してしまいます。

対して、読書や入浴など、自分がゆっくりと、リラックスできる時間を持つことで、ホルモンバランスを整えることが可能です。特に入浴やヨガなどの軽いストレッチ運動は、適度に体を温め、ホルモンバランスを整える効果が高いと言われています。

また、十分に睡眠を取ることもストレスと体のバランスのリセットに効果があるため、ホルモンの増加に繋がります。

多忙な生活の中で、リラックスする時間を確保するのは、そうそう簡単なことではありません。

しかし、ヨガ教室に通う、スーパー銭湯に行ってみるなど、強制的にリラックスできる時間を生活に盛り込むことで、うまく自分のリラックスタイムを確保することができるかもしれません。

バランスの良い食事を摂る

ホルモンの分泌を促すには、食事から十分な栄養素を確保することも重要です。特に、タンパク質と鉄分は女性ホルモンの分泌量向上に役立つと言われています。

食事も、現代の生活の中では、決まった時間に規則正しく食べるということが難しいかもしれませんが、おかずの中で、タンパク質鉄分を少し意識するだけでも、摂れる栄養素は十分に変わってきます。

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サプリメントに頼る

そうは言っても、急に生活に楽しい時間やリラックスタイムを取り入れることは容易ではありません。生活のバランスをすぐに整えるのが難しい場合には、女性ホルモンの分泌を助ける更年期サプリに頼るのも一つの手段です。

特に、ビタミンE系のサプリは、エストロゲンを活性化させる役割があると言われています。また、ビタミンB群もエストロゲンの分泌量を高めるのに効果があります。

無理に生活リズムを整え、体と心の負担が増すくらいであれば、手軽に摂れるサプリメントから、エストロゲンの働きを活性化し、分泌量を増やす取り組みを初めてみるのも有効でしょう。

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