自分が更年期障害ということに母に気づかされました。

若い女性や男性からすると、「更年期」という言葉を聞いてもイマイチ、ぴんとこない人も多いかもしれません。

この言葉を知っていても、どんな症状なのか、主にどんな人が経験するのか、詳しく知らないという人もたくさんいるでしょう。

私自身も、自分が経験するまでは「更年期」という言葉は、自分とは関係のないものだと思い込んでいました。「年輩の女性が経験する症状」としか自覚していなかったのです。

思いもよらず自分が経験することで、更年期という症状が想像以上につらいものであり、早々に根治させることが難しいことを知ることになります。

更年期は、女性がかかる病気だと思い込んでいる男性もいますが、決して女性だけに起こる症状ではありません。男性でも更年期症状を発症する可能性は充分にあり、近年は特に男性の更年期障害も注目されています。

自分とは関係のないものだと決めつけずに、いつか発症するかもしれないという認識を持っていると、実際体験することになったとしても、落ち着いて対応できるのです。

更年期障害は音を立てず突然やってきた

更年期障害に悩まされるのは、ある程度年齢を重ねた女性なのだから、自分にはそんな症状まだまだ関係ない、と信じて疑いませんでした。

そんな根拠もない自信があったせいで、更年期障害の症状が自分に起こっていても、私は全く気付いていなかったのです。30代前半でお産を経験し、婦人科系の病気は何1つ患ったことがなかったことも災いしました。

だからこそ、「自分は更年期障害とは無関係」と、なぜか強い自信を持っていたのです。最初に更年期障害の自覚症状が出たのは、40歳になった時でした。

それまでは健康状態にも何の問題もなく、毎日元気で過ごしていたのに、その症状はある日突然私の身に起こったのです。

更年期障害に関する知識も当然なかったため、自分の体に起こっている症状が一体何なのかわからず、大きな不安を抱えて過ごすことになりました。

場所と時間を問わず訪れるホットフラッシュ

それは、暑くもなく寒くもなく、心地よい陽気が漂う4月の頭の出来事でした。

子どものPTAがあり、学校で久々に再会したママ友たちと会話を始めようとした瞬間、何の前触れもなく突然額や頬、脇や首筋など、あらゆるところから汗が噴き出し始めたのです。

あまりにも突然の出来事に、自分でも何が起こっているのかさっぱりわかりませんでした。そもそも暑い季節というわけでもなく、教室が蒸し暑かったわけでもないので、どうして汗が自分の体から出てくるのか、不思議で仕方なかったのです。

しかも、ちょっとした汗ではなく、着ていた洋服に汗が染み出てしまい、色が変わってしまうほどの大量の汗でした。汗をかくような状況ではなかったため、滝のように流れ出る汗に戸惑い、ただただ困惑するしかありませんでした。

大量に汗が噴き出す症状は、それ以降頻繁に起こるようになったのです。

場所や時間を問わずに突如として起こるため、徐々に不安に駆られるようになり、外出するのさえ怖くなっていきました。

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階段をちょっと上っただけで動悸と息切れをするように

大量に汗が噴き出す経験が始まってすぐ、また別の症状に襲われることとなりました。激しい運動をしたわけでもないのに、いきなり動悸が始まるのです。

心臓がドクドクと力強く鼓動を打ち、このままどうにかなってしまうのではないかと思うほど激しい動悸に、たびたび襲われることになります。

毎日上っていた我が家の階段を、2~3段上っただけで息切れがするようになり、いよいよ自分の体に異変が起こっていることに気づくこととなるのです。

ですが、それでもまだ更年期の症状だとは思わずに、別の病気がただの運動不足が原因で起こる症状だと思い込んでいました。自分がまだ40代だったこともあり、当時の私は「更年期」という言葉が、頭の片隅にもなかったのです。

母に言われて気づいた「更年期障害」

自分の体の何が起こっているのか、わけがわからずに戸惑い始めてからは、激しい不安に襲われるようになり、なかなか寝付けない夜を迎えることもありました。

突如として吹き出る汗や、突如として起こる動悸や息切れに、不安ばかり感じながらも、どうしていいのかわからなかったのです。

そんな時、これらの症状が更年期障害の1つであることに気づくきっかけを作ってくれたのが、母でした。

70代の母は、私と同じ40代の時に、更年期の症状を体験していたのです。母に自分が襲われている症状を話し、病院に行くべきかどうか迷っていることを相談すると、「それは更年期の症状じゃないの?」と言ったのです。

あまりに想定外の言葉が、母の口から飛び出したことで、私は思わずあっけにとられてしまったことを、鮮明に覚えています。

インターネットで調べてみた結果

40代の自分が、更年期障害になるなんてあり得ないと思いながらも、母の言葉が気になり、帰宅後すぐにインターネットを使って更年期について調べてみました。

調べれば調べるほど、自分の症状が更年期障害の症状にあてはまることに、愕然としたのです。そして何より驚いたのが、「若年性更年期障害」という更年期障害があり、自分がそれに当てはまるということに、びっくりしてしまいました。

本来、更年期障害と呼ばれる症状が起りやすいのは、閉経を迎える50歳前後であり、それ以前の年齢で発症してしまう更年期を、そう呼ぶということがわかったのです。

併せて、若年性の更年期障害は、早い人では30代でも経験することがあることを知ることとなります。自分で調べてみて、ようやく自分の体に起こっていた症状が、紛れもなく更年期障害であることを理解することになりました。

近所にある婦人科系の病院へ

やがてしっかり医師の判断を仰ぎたいという気持ちと、治療して改善されるなら、治療したいという気持ちがあり、病院へ行くことを決意しました。

産婦人科へ出向き、症状を1つ1つ話すと、私の身に起こっている症状は、紛れもなく更年期障害の1つであることを知らされました。

閉経を迎えていなくても、ホルモンバランスが崩れることによって、更年期の障害が現れてしまうそうです。はっきりと更年期障害だと診断が下り、安心した気持ちと、これからどうなるんだろうという不安な気持ちの、そのどちらも感じたことを覚えています。

そんな私の複雑な心境を察した先生が、投薬や漢方薬による治療方法があることや、焦らずに向き合っていけば、症状が緩和されることも教えてくれたのです。

私は、HRT(ホルモン補充療法)として処方された薬を飲むことになりました。

HRT(ホルモン補充療法)を行った結果

それから1年ほど飲み続けた結果、症状はとても楽になりました。全くなくなったというわけではなく、まだ時々いきなり汗が拭き出したりしますが、それでもその頻度はピーク時に比べると、大幅に少なくなったのです。

おかげで、人と会うことにも苦痛を感じることもなくなり、気兼ねなく外出もできるようになりました。

更年期障害の症状には、ホルモンバランスが大きく影響しているため、それ以降は女性ホルモンの働きをサポートするイソフラボンを積極的に食事に摂り入れてみたり、適度に運動したりするようになりました。

できるだけ、自分の生活習慣や食生活の中でも、更年期障害の症状が抑えられるような努力をしようと思うようになったのです辛い時には、きちんと病院で「治療」ができるということも、後ろ盾となり、大きな不安を取り除いてくれる要素となっています。

自分が経験することにより、更年期障害は、誰でも経験する可能性がある病気だということを、多くの人に知って欲しいと思うようにもなりました。

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